インド旅×ヒンディー語を学ぶ 会話シーンを想定した学びの必要性(100時間学び続けた先に何があるのか)

このブログは、isが25歳で会社を辞めてからの歩き方を綴っていきます。

 

ヒンディー語だけで旅しようとしたら、最初から失敗しました。

 

電車で隣に座った人が、英語を流暢に話すインド人紳士で、旅を初めて1時間でチャレンジ失敗です。けれど得たものも大きかった。「ヒンディー語を学んでいます」と伝えてから、ぐっと相手の関心が自分に引き寄せられる!おじさんも間違いなく喜んでいる内心「お!?こいつまさかヒンディーしゃべれんのか?う、嬉しい。」っという感じでしょうか。そしてその後、ヒンディー語を英語交じりで教えてくれて、のどかな時間を過ごせました。

 

この経験から学んだことを忘れないようにメモしておきます。

 

改めて、会話は相手ありきの行為なのだと気づきました。もちろん、ヒンディー語を使用できて救われることはよくあるんですけど、特にヒンディー語を使用していることが大切ではなくて、相手に「あっこいつおもしろそうだな!」という感情を与えられるかどうかが、問われている気がします。特に、見ず知らずの人との会話は尚更です。なので、その後の言葉は何語でも意思疎通ができれば問題ない!最初だけヒンディー語しゃべれれば、相手は「おお!」っと感じるのかもしれません。

 

別にヒンディーしか通じない田舎は、ヒンディー語を話して、そうじゃない状況では別の言語を使ったり、ジェスチャーだったり、どうすれば通じるか考えればいいだけの事なのに…頑張りすぎて空回りして、頭が固くなって言葉を使うことを目的化してしまっていました。

 

雑談をヒンディー語でしたければ、もっとレベルを上げるしかない‼‼‼

どうやってか?

それは雑談から、強く感じた次の課題を解決することです。

言葉の壁は会話のシーンが変わることで必要とされる単語が大きく変わることにあるような気がします。会話のシーンが変化することで、また新しい壁にぶつかります。原因は、言葉が通じないのではなく、その会話のシーンで必要とされる単語力が不足していることなのではないでしょうか。

 

 移動のとき、食事のとき、ホテルを予約するとき、自己紹介のとき、きっとある程度その中で使用する単語は決まっていて、だから移動ができても、ホテルの予約はできなくて、このシーンを乗り越えることができても、雑談ができない状況が生まれてしまいます。会話の幅を広げるためには、様々なシーンを想像し、そのシーンでの会話の機会を経験しながら、徐々に語彙を増やしていくほうが効率的なはずです。

 

コレ!英語も一緒なのではないでしょうか?100個の単語を闇雲に暗記するくらいなら、自分が置かれる状況に即したフレーズを10個覚える方が、旅する上では役立ちます。

 

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この経験を、日本に戻ったら英語の勉強にうまくリンクさせていけそうです。いつか人に何かを教えるときに、教えていることがどのような状況で役立つかリンクさせながら、学びを楽しんでいきたいです。かれこれ、ヒンディー語を勉強して10日以上が経過していますが、得るものが多い。

帰国して教育に携わる際には、英語を読むことはもちろん、海外に出て困らない程度の英語力を生徒たちに身に付けてもらえる気がします。そして語学だけにとどまらず、様々な力を伸ばすためには、未知の領域の経験を増やすことが重要なのかな、と漠然と感じました。そんな経験を多く提供できるような環境づくりをしていきたい。